2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

崩される輪郭線

小山登美夫ギャラリーで、Tom Friedman展を見てきました(http://www.tomiokoyamagallery.com/kaisaichu.html)。 様々な素材による作品が、断片的に展示されています。ストローで作られた放尿している人物像、印刷物を細かく切ってコラージュした作品、鉛筆…

作品はどこか

id:automate_tomo:20040408#p1さんから、僕の3/31の文章(id:eyck:20040331#p1)の中の、ベルメールの作品にかんする認識に疑義が提示されています。以下id:automate_tomoさんの記事から引用。 ここにベルメールが写真だけの展示だったことにいろいろ書いて…

悪意の匂い

TOKI Art Spaceで、馬場健太郎展を見てきました。http://paper.cup.com/toki/baba.html 会場に入ると、かなり強い油絵の具の匂いがします。正確には植物性溶き油(リンシード?)の匂いです。この油は、絵の具に添加することによって、表面にツヤを与えます…

岡崎乾二郎展?

omolo.comさん(http://www.omolo.com/news/)で知った情報です。以下引用。 DMが来ていて知ったんですが岡崎乾二郎展が4/16-5/8(日曜開廊・祭日休廊)に東京コミュニティカレッジである模様。曜日によって開いている時間が違うみたいです。 うわ、マジですか…

展覧会情報

タイム・オブ・マイ・ライフ ─ 永遠の少年たち http://www.operacity.jp/ag/exh49.html 奈良美智、舟越桂、村瀬恭子、杉戸洋らのグループ展。 東京オペラシティ アートギャラリー 5.9[日]まで 開館時間:12:00 ─ 20:00(金・土は12:00 ─ 21:00/いずれも最…

奈良美智氏の壁画があったBar「灰夜」閉店

御徒町にあったBar「灰夜」が閉店していました。 http://ashnight.com/aisatsu.html ありゃりゃ、けっこう前の話しみたいですね。ここでは何度か呑んでいるんですが、先日陶芸家の友人と行こうと思ってたら閉まってました。あの奈良美智氏の壁画はどうしたの…

技術とメソッド

演劇で、役者に「自由に動け」と言った場合、その役者は、たいてい、自分の身体の「くせ」「習慣」を反復するだけです。彼は「自由」なつもりでいて、実際には彼自身の体の硬さや筋力、過去の記憶などの枠組みの中に閉じ込められています。そこから脱出する…

さて、六本木クロッシングやMOTのレビューを長々と書いてきた間にたまっていた、細かい個展のレビューもだいたい書きおわりました。本当はもっとあったのですが、間があいて印象がぼけてしまったりした物は、諦めました。今後は自分の足下を見るような文章が…

失われた「からだ」

六本木クロッシングやらMOTやらのレビューで、大分借金?がたまってます。これも終わってしまった展覧会のレビューです。 なびす画廊で、寺島ブラディオ展を見てきました(http://www.nabis-g.com/exhibition/2004/terashima-b.html)。油絵の具で描かれた絵…

プリントの複写のお値段。

ええと、昔撮った写真を焼き増ししようとしたら、フィルムが無くなってて、プリントを写真屋さんに持ち込んで「複写して!」って言ったことある人、います? 僕は今回、生まれて初めてやりました。 昔の個展のときの写真を紛失してしまったので、ギャラリー…

切断する笑い

これまた終わってしまった展覧会なんだけど、水野圭介・矢尾伸哉展「resonance room」を、Gallery ART SPACEで見てきました。水野圭介氏の作品で気になったのは、会場の片隅におかれた小さなモニタの映像です。一見、男性がパソコン(恐らくappleのeMac)を…

雑記

最近、肩甲骨の内側に、コリを感じることが多く、なかなか辛かったので、生まれて初めてマッサージというものに行ってきました。いやぁ、プロはすごい。すぐにこちらの「急所」をついてきます。あと、デジカメが壊れてしまいました。近いうちに新しいの買お…

ヴェネチア・ビエンナーレ、日本館のテーマは「おたく」

うわ、すごいですねこれ。http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/news/0403/03-03.html 本展示では、おたくの個室、数十万人が集うコミックマーケット、秋葉原の都市空間、さらにはネット空間などが、連続した箱庭として再現される。そこは情報化時代の建築空間…

目で触る・目でまさぐる

TOKI Art Spaceで、多田由美子展を見てきました(http://paper.cup.com/toki/tada2.html)。 この作家の展示を見るのは2回目なんだけど、前回(2003年8月)の個展の時よりも、表現が明快になってきたなーとおもいました。前回同様、余白の多い画面に薄く溶か…

個展が決まりました。

ずいぶんと先の話です。なんと11/30-12/5。一応ご案内をホームページのnewsに載せました。 http://www.tcat.ne.jp/~kyouichi/info/info.html 場所は外苑前のARTSPACE。ワタリウム美術館のちょっと先にあるギャラリーです。この個展シリーズ「ダイアローグ」…

VOCA展/北城貴子氏の絵画

VOCA展も終わってしまってます。こいつまで完全レビューやるモチベーションがありません。ただ、1人の作家に触れるにとどめておきます。北城貴子氏の絵画はこんな感じでした(出品作ではありませんので注意:http://www.lisn.co.jp/series_incense/pleasure/…

東京都現代美術館 完全レビュ−(2)

昨日、「球体関節人形展」をクサしてしまいましたが、言いっぱなしというのもなんなので、こちらの展示を御紹介します。 松山賢 個展 2004.3/29-4/17 ギャラリー手 地図などの基本情報はこちら http://www.geocities.jp/mt_pineart/exihibition.html 午前11…