2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

表現の水際展

旧大蔵省関東財務局横浜事務所で、表現の水際展を見て来ました。東京芸大先端表現科の生徒及び卒業生による展覧会です。今回は、池田孔介氏の作品について書きます。 池田氏の作品は、鏡の裏側の銀を削り、キャンバスの上に重ねて金属のフレームに入れたもの…

ブクログ更新

なんか月1更新になりつつありますが、今回はパノフスキーの「イデア」と赤瀬川原平の「反芸術アンパン」。相変わらず重いですが、よかったらどうぞ。 http://booklog.jp/tana.php?ac=nagase

岡崎乾二郎氏のパブリック・アート

3/24のエントリで岡崎乾二郎氏の彫刻を見たいなーと書いたら、親切な方が以下の情報を教えて下さいました。いずれも、いわゆる「パブリック・アート」というやつですね。公共の場にあって、いつでも誰でも見られるようです。 ●代官山のヒルサイドテラス http…

展覧会メモ

展覧会の山。ラトゥールも岡倉天心も見てないし、ゴッホ展も始まっちゃった。 ●新発見・長谷川等伯の美 出光美術館 http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html 〜4月17日(日) 午前10時〜午後5時(入館は4時30分まで) 毎週金曜日は午後7時まで(入館は6時…

練馬区立美術館で見た「創造のさなかに−ただ今制作中!−」展での岡崎乾二郎氏の「タンスシアター」は、ぶっちゃけダメダメでした。館内の通路にタンス大の人形劇場みたいなものを設置して、そこでいろいろな出し物をするんですが、かなりイマイチ。 唯一面白…

スゥ・ドーホー展

メゾン・エルメスでスゥ・ドーホー展を見て来ました。 インスタレ−ションです。建物の8階と9階の吹き抜け部分の全体を使っています。吹き抜けの中間を布で水平にしきり、その真ん中近くに上下対称に韓国出身の作家の実家の門を模した立体を、同じ布で作って…

西澤千晴展

終わってしまいましたが、東京画廊で西澤千晴展を見て来ました。 キャンバスにアクリルで描かれている絵画です。15号から50号程度のサイズの作品が中心で、それほど大型の画面ではありません。小さいものはF4号程度だったでしょうか。グレーの地に、町並みや…

展覧会メモ2

これも終わってしまう。●創造のさなかに −ただ今制作中!− 練馬区立美術館 http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/souzou.html 青木野枝 井上尚子 岡崎乾二郎 荻 太郎 建畠覚造 吉田亜世美 〜3月31日(木) 午前10時から午後6時まで(入館は午後5…

展覧会メモ

●西澤千晴展・ハッピーガーデン 東京画廊 http://www.tokyo-gallery.com/tokyo/index.html 〜3月19日(土) 11:00〜19:00 定休日: 日曜 祝日 〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階 TEL:03-3571-1808 地図 http://www.tokyo-gallery.com/map/in…

3/15日の宮下ちえ展の記述にちょっと間違いが。作家さんから御指摘いただきました。会場壁面に掛かってた作品は10本程度、ではなく24本だったそうです。全 然 違 う よおはずかしい。御丁寧なメール、ありがとうございました。今後の御活躍を期待しておりま…

宮下ちえ展

ギャラリー山口の地階スペースで、宮下ちえ展を見てきました。 陶による立体の展示です。会場に入って正面の壁面、高めの場所に、縦に長細い直方体が24本*1等間隔で並んでいます。色は黄色味を感じさせるアイボリホワイトで、それぞれに若干歪んでおり、もろ…

南天子画廊で常設展がおこなわれていて、そこに岡崎乾二郎氏の旧作が4点置かれていました(一緒にあったのは菅井汲氏の作品)。小さめの作品群です。会場入って左手の壁面にある1点は油紙?のような、濃い褐色で透明感の感じられる紙にアクリル絵の具の大き…

昨年12月の個展で展示した作品の画像をアップロードしました。 http://www.tcat.ne.jp/~kyouichi/page/painting.html 上から6つが追加画像です。各サムネールをクリックすると拡大します。exhibition、news、profileも手直ししました。こんな時期になったの…

唐招提寺展

サテュロスと同じく国立博物館です。こちらは会期が終わってしまいました。 まずは予備知識。唐招提寺の由来はこちらを。奈良時代に鑑真が開いたお寺だそうです。 http://www.tbs.co.jp/p-guide/daiji/about/01.html 仏像と鑑真像についてはこちら。 http://…

踊るサテュロス

国立博物館。唐招提寺展の方は終わってしまいました。仏像やギリシャ彫刻は全然基礎知識がないので、二日に分けて軽くレビュ−。 ● 踊るサテュロス 1998年にシチリア沖で漁船によって発見された古代ギリシャのブロンズ像。詳細は以下。 http://info.yomiuri.c…

灰色日記さんから、ぼくの3/2のエントリ(id:eyck:20050302)に対して、再度応答がありました。気がつくのがおそくなり、すいません。ぼくのエントリはほぼ正確に理解して下さっており、双方の認識・立場の差が明確になったと思います。 http://arrogance.ex…

倉持幸子展

ART TRACE Galleryで倉持幸子展を見てきました。 油絵の展示です。大型の作品が4点、小さい作品が2点で構成されていますが、今回はギャラリーに入って正面、カウンターの隣にある壁面にかかっている、サイズでは最も大きいと思える作品について書きます(URL…

嶽本野ばら:「おバカ」の力

今日は脱線。最近脱線ばかりしてますが。 嶽本野ばらの「鱗姫」と「下妻物語」をなかなか面白く読みました。今日は「鱗姫」について書いてみたいと思います。「下妻物語」に関してはそれなりに語られているようなので。ネタばれがありますので、未読の方は注…

展覧会メモ

●ジョルジュ・ド・ラ・トゥール − 光と闇の世界 国立西洋美術館 http://www.nmwa.go.jp/jp/html/collection.html 2005年3月8日(火)〜5月29日(日) 午前9時30分〜午後5時30分(金曜日は午後8時)入館は閉館30分前まで 休館日 月曜日(ただ…

「灰色日記」さんで、僕の昨日のエントリ(id:eyck:20050301)に対する疑義が提出されています。 http://arrogance.exblog.jp/924958/ 僕のエントリは粗雑なもので、それをここまで丁寧に読んで下さったことに、まず感謝したいと思います。僕のエントリを取…

死刑について

もともと哲学的な素養も教養もないので、そういった方向からはアプローチができません。本もちらりと読みましたが、概念としては理解できても、手触りというか、手ごたえとして、捕らえることができないのです。 僕の身の上や周辺に何ごとかの出来事が起きて…

ここのところ、ちょっと考えていた事を書いておきます。