2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

セザンヌのシワ:国立新美術館「セザンヌ―パリとプロヴァンス」展

セザンヌの絵画には時としてシワがよる。無論実際にキャンバスがよじれているわけではないのだが、思わずそれを確認したくなる歪みが画面の上に現れる時がある。国立新美術館でおこなわれているセザンヌ展で、「池」(1877-79)を再見して(2010年に行われた…

水平な場の記憶と未来:武蔵野美術大学優秀作品展

武蔵野美術大学・大学院の卒業生による優秀作品展を見に行っていた。「組立」の会場に、大学院生の小野由美子さんが見に来てくれて、ハガキも別途郵送してくれたので、会期末だったけど見にいった。小野さんの作品はオーソドックスに描写的な庭の風景画なの…