アートトレイス

ん。ちょっと注目。

したがってこの企画は、結果的にどうなるかは別ですが、その設立意図の中に、現在流通している美術作品、あるいはそれらに関する言説そのものに対する批評を目的として持つものではなく、流通する情報の量を増やすことを目的と考えています。
 しかしこのNPOによって流通すべき情報とはどのような情報であるかを考えることによって、この実験的な活動の設立理念は、徐々に形成されるのではないかと考えています。
 具体的な活動としては、すでにボランティアとして行ってきた美術批評、または美術史に関するセミナー、また、今後設立する予定の非営利のギャラリー運営が主となる予定です。

ムサビ出身の若手がメンバーの中心。松浦寿夫氏を呼んでセミナーとか、出版までやってる。ギャラリーを作家でシェアして運営してるのはすごいなぁ。とにかくこういう事やろうと思うと、ネックは「ショバ代」ということなんであって、これはネットで代替できない。美術作品という現実的なオブジェクトが具体的な場所を必要とするというのはもちろんあるけど、人のネットワークというのは、やはりどこかでリアルな空間を必要とするんだよね。セミナーだって、メールマガジンでは代わりにならない筈だし。MONOBITやって、つくづく思った。