川端龍子に「爆弾散華」という絵があって、以前見た時印象的だったのだけど、歴史を辿れば、爆弾の降る所で絵が描かれるのも、美術作品が銃弾に曝されるのもくり返されてきた。だから、僕が昨日書いた「爆弾の降る場所で絵は描けない。銃弾の行き交う場所に美術作品は置けない」という言葉は「もっとも遠い場所・時間」に向けて書かれた言葉だと言っていい。現実を見れば、それはきっと、確実にくり返されてしまうし、今くり返されている。

少し連想が働いて思い出した事があるので、以下のようなことを書いておく。12年前の記憶であることだけ留意して下さい。