疑問への応答

福居伸宏さんより「アート・インディペンデント・メディアの状況(2)」に対して「疑問」と題されたトラックバックが送られましたので応答します。

●1. コマーシャル・ギャラリーの在り方への認識
コマーシャル・ギャラリーの捉え方に事実誤認があるのではないか、との指摘と読めますが、福居さんのエントリでは部分的な(ここでは101TOKYO Contemporary Art Fair 2008に関してだけ)記述に対して参考リンクが張られるのみで、具体的にどのように修正されるべきなのかがわかりませんでした。

●2. コメント欄が閉じられているのでレスポンスがメールなどになるのは当然
これは、私のblogのコメント欄が閉じられているのが事実なので、そのように思われてもしかたがないと思います。が、実際のところ、私のblogへのコメントやレスポンスは多くの場合はてなブックマークトラックバック/ハイパーリンクといった形式がもっとも多く、普段メールを頂くことは希でした。今回はいつもと違うリアクションが多かったということです。

●3. 取り上げられていないインディペンデント・メディアがある
これはその通りで、私が知らない、あるいは知っていても記述しなかった活動に関しては申し訳なく思います。こういった形で補完していただけるのは有り難いです。

●4. 取り上げられているラインナップについて
福居さんのエントリでは黒瀬陽平さんの指摘している「日本の抽象画」の圏内/圏外を想起してしまう、とありますが、そのことによってどのような疑問点があると福居さん御自身が御考えか、正確なところは計りかねました。梅津庸一さんの御名前を出しての一文も同様です。

おそらく十全なレスポンスには程遠いものでしょうが、明示されていない疑問を推測して過ちを重ねても状況を悪化させかねません。とりあえず現状可能な措置として、当該エントリには福居さんの記事を含んだ追記をしました。御指摘には感謝しています。ありがとうございます。