「組立」上田和彦×永瀬恭一展
本日より開催されます。
- 会期:2009年3月26日(木)〜4月8日(水)会期中無休
- 会場:photographers’ gallery
- http://www.pg-web.net/
- 時間:12:00〜20:00
- 地図:http://www.pg-web.net/home/access/index.htm
- フリーペーパー「組立」を会場内で会期中のみ発行。
- 「組立」−アート/インフラストラクチャー−
- 上田和彦「芸術の価値形態」
- 上山和樹「コスプレへの監禁ではなく、素材化の自由を」
- 永瀬恭一「言語の爆発的失敗 東浩紀から吉本隆明『マス・イメージ論』への遡行」
- 「組立」対話企画・上田和彦×林 道郎〈筆触・イメージ・身体〉
- 4/4(土)18:00〜
- コーディネート:永瀬恭一
- 料金:1,000円
- 要予約:https://g202.secure.ne.jp/~g202131/kumitate.html
なにとぞご高覧いただけますよう、お願い申し上げます。今期「組立」は前回に比べオーソドックスな展示となっています。搬入にご協力いただいたphotographers’ galleryのメンバーの方々に改めて感謝いたします。
展示のイメージは事前に上田氏と話し合っていたのですが、やはり実際の現場では、相互の作品の関係、また空間との関係によって試行錯誤があります。永瀬は出品予定だった大型の作品を1点外すことにしました。これは上田氏が抑制的な展示を展開したことに呼応したものです(前回だったら考えられない判断です!)。
展示後、pgのメンバーの方とも話したのですが、写真家の自主運営スペースで絵画を展示する、というだけでも冒険です。それだけでなく、今回の出品作に映像的な絵画、あるいは印刷的な絵画はありません。会場は、photographers’ galleryのメンバーこそが最初の「他者」になる状況を作っています(「木枠」に驚かれたりするのが新鮮です)。かといって、上田氏の作品が、あるいは永瀬の作品もそのつもりですが、「絵画的」なるものを単純に前提にする作品でないことは、注意深く見て下さればご理解いただけると思います。その結果を、是非ご確認いただければ幸いです。