組立-転回を始めました。

既に上田和彦さんがブログにエントリされていますが、上田さんと次回の「組立」を始めています。


■組立-転回


「組立」は2008年から始めた自主企画の展示で、あわせてフリーペーパーを作ったり本を作ったりしてきました。それを今回、少し今までと違う角度で再度始めてみた、という感じになっています。一番の特徴、というか上記サイトのコンテンツは上田さんと僕で話している音声で「組立-対話」に置いてあります。前後編で前が「組立について」、後が「制作について」となっています。たいていの環境で聞ける筈だと思いますので、よかったら聞いてみてください。前半後半、両方アップ済です。


…と、このような紹介エントリを書いておいてなんですが、この音声データが果たしてどの程度、聞く人にとって意味があるのかという自信はありません。前半は「組立」という試みをある程度知ってくださっている方でないと細かくは分からないでしょう。後半は美術一般のことに話が広がっていますが、こういった話が出てきた流れのようなものまで含めれば、やはり前半からのつながりが必要にもなるように思います。


それでも、非常におぼろげながらでしかないものの、こっちに作品が歩んでいく方向が見えているのではないかという漠然とした直感で始めてみました。思えば組立という試み自体がそういうものであったのだと、改めて思い出しています。会話中、上田さんが「方法にならない方法を作家がそれぞれ探さなければいけない」といった後、僕は「方法なんかないぞ、えいやっと描くことができないとき、初めてクリティックというものが要請される」のだと話しているのですが、その端緒がここにあると、とりあえずは思っております。


Twitterでは発言済ですが、近々にシャルダン展について話すことにしています。三菱一号館美術館で開催中の展示ですね。更新告知などはtwitterで行うと思うので、そちらをご注目いただければと思います。面倒でしたら年明け1月の中頃に再度サイトをチェックしてくだされば更新してる筈です。