「組立-転回」対話を更新:古谷利裕さんを迎えベーコンについて再戦
上田和彦さんと進めている、組立-転回の「対話」のコーナーを更新しています。
開催中のベーコン展について、古谷利裕さんをゲストにお迎えして再度対話を試みました。ベーコンに対し否定的な永瀬と、肯定的な上田さん古谷さんという組み合わせですが、上田さんと古谷さんでは肯定の方向性が全く異なりますので、相応に立体的な議論になっていると思います。このような対話が実現した経緯は以下に書き出しますが、そういった事を抜きにしても独立した対話として聞けるかなと思います(冒頭に簡単な説明を入れています)。
※ここまでの経緯
以下の流れは特に参照されなくても今回の録音を聞くことは可能ですが、ベーコンに関しては既に前回、上田さんと永瀬で話しておりました。
この録音をした当日(4月10日)、たまたま古谷さんがベーコン展に関する独自のご意見をブログ「偽日記」にアップされています。
そして我々の対話を聞かれた古谷さんから、違和感を含んだ感想がアップされました。
これに対し、永瀬から応答をさせて頂き、以降数回やりとりをしています。
- 永瀬からの再応答
- 永瀬からの再々応答
これらのやり取りの中で、改めて3人で会って話そう、という事になりました。お時間を割いて我々の呼びかけに応えて下さった古谷さんに改めてお礼申し上げます。「組立-転回」では、今回の展覧会を単に一括するのではなく、主に1950年代の作品に評価を集め、個々の作品に即して判断を積み重ねていることにご注目ください。