『土瀝青―場所が揺らす映画』に寄稿しました。
ブログでの告知が遅れましたが、トポフィル刊の『土瀝青―場所が揺らす映画』に「音/声/映像の中点に生まれるもの 佐々木友輔《土瀝青 ASPHALT》冒頭二分十六秒の構造」を寄稿しました。ストローブ=ユイレの映画、石川卓磨氏の展示を参照しつつ「土瀝青」を論じます。三時間の映画を冒頭数分だけに絞って考えました。
- 作者: 石川初,鈴木並木,今和泉隆行,永瀬恭一,南後由和,萩野亮,渡邉大輔,渡邉英徳,佐々木友輔,木村裕之,トポフィル
- 出版社/メーカー: トポフィル
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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美術や絵画についてはART TRACE PRESSなどで文章を書く事もあったのですが、映画についての文章を活字にするのははじめての経験です。緊張感もありましたが、《土瀝青》の映画としての緻密さもあって、全体にたいへんに楽しく書きました。
11月22日(土)にはイメージフォーラムにて『土瀝青―場所が揺らす映画』書籍刊行記念上映・トークイベントがあるとの事です。《土瀝青》を劇場で見る貴重な機会ですので、関心のある方は是非足をお運び下さい。本も買える筈です。
なお、『土瀝青―場所が揺らす映画』は、現在開催中の僕の那須の個展会場にも置いてあります。下は、殻々工房のカウンターの写真。