現在進行中の中東の動きに関して
現在進行中の中東の動きに関して、ミュージシャンの佐藤龍一さんがblogにてご自身のお考えを記されています。その際参照していただいた私のtwitterでの発言もまとめて下さっています。ご一読下さいませ。
絵画が世界の延長であるとして、反対に世界は絵画の延長でもある。絵を描く事は世界に働きかけることであり、その有り様は、例えば「革命」と呼ばれる営為と連続している筈です。作家が美術-史に相対することは革命-史に相対することに他なりません。これは安易なアンガージュマンへの強制ではありません。意識する、しないに関わらず、作家は製作することにおいて常に世界に再投機している。例えば近代建築の直線やモンドリアンの絵画に現れる直線は、アフリカ大陸に無造作に引かれた国境の直線とパラレルであることは以前もエントリしました(参考:id:eyck:20070914)。だとするならば、今中東で起きている事も「作品」のことであると理解できます(すなわち作品という出来事は「世界」の事である)。事態を注視しています。