2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

・逆に、決定的に覚えていて、かなりな程度「あの感覚」を想起できる経験がある。私は、2006年の1月のイタリア旅行の事を、いまだに相当程度覚えている。それは何があったとか何を見たとかそういうことではなく、まさに「あの感じ」として覚えている。冬の陽…

・子供の事が覚えていられない。数日前の事が覚えていられない。子供は、ほんの少し油断しているとするりと変化している。昨日までしていなかった事を今日している。おとといまでしていたことをもうしていない。していなかったことをするようになって、して…

今、ちょっと心が弱っていて、またクレヨンで描き始めている(私は心が弱るとすぐクレヨンに頼る)。安くて厚いスケッチブックを買って、小学生の使うサクラクレパスでぐりぐり?描いている。クレヨン/クレパス/パステルは一時期いろいろと試した。ヌーベル…

Floating Odyssey展で見る事のできた南條敏之氏の写真は、奇妙な感覚を与える。アクリル板に張られた4点の写真には水面に映った陽の光が映っている。いずれも縦長のフォーマットで、上下に2点ずつ、少しずつお互いに距離を持って、壁からも少し浮いて展示さ…

時間をメディウムとして扱う、と推測する時、そこでピカソの作品に感じられた(製作的)時間とは、もしかすると空間的に把握されているのではないだろうか(建築的、といってもいい)。絵画は眼前の光景の断片ではなく全体を瞬間的に把握する手段である、と…

国立新美術館で「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展、サントリー美術館で「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展を見て来た。噂には聞いていたのだけれど、とても充実した展覧会だった。個人的には過去最も刺激的だったピカソ展のような気がする。国立新美術館で150…

Kaleidoscopic Gallery Sceneの、野沢二郎展のページに、私のtxtが転載されています。 http://kgs-tokyo.jp/interview/2008/1020/index.htm 記事自体は、このpaint/noteの10月の記事と同じものですが、作品画像や会場の様子などが掲載されています。展示を見…