2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

このblogの記事を抜粋して個展会場で配付する本を作る件だが、やはり製本で悩んでいる。B5やA4ならキンコーズの製本サービスが一番楽なのは前に書いたが、A5以下となるととたんに選択肢が減る。今一番カンタンにそれっぽく製本しようと思うと「とじ太くん」…

先日、展示中の殻々工房に来てくれた画家の内海聖史氏と話したのだけど、彼が「パネルは空間寄りのもの」と言っていた。記憶がちょっとあやふやだが、内海氏によれば、絵画は空間とパネルと絵画でできているという。これは恐らく展示空間と、基底材と、絵の…

自家製本を作って個展会場に置き、配布することを思いついた。内容はこのblogで書いたエントリを選別し必要に応じて訂正したものになるだろう。若干は新規で何か書くかもしれない。主に古典及び近代絵画についてのものを中心にしたいが、コンテンポラリーな…

「コープス・ブライト」をDVDで見たのだが、この映画は技術的な点に感心する他ない映画で、面白く無い。いくらなんでも「女(の人形)」たちが優しすぎて主役の「男(の人形)」が一切傷を負うこともなければ泥をかぶることもないところがあんまりだ、と突っ…

土曜日は那須の殻々工房へ展示をしに行ってきた。心配された雪はひとかけらもなく晴れて、安心して出かけたのだが、行きにナビゲーター役の僕が大ぽかをやってしまい、車を出してくれた友人には迷惑をかけてしまった。混雑はなく高速道路の状況自体は順調だ…

何時の間にか個展が迫ってきた。とにかく搬入当日の天候が心配で(雪になったらヤバい)、あとの準備はだいたい終わっている。こういう妙な時間があるところが何か変で、僕は個展当日の朝まで描いてるとかいう経験はほとんどないのだが(そんな時間のとれな…

ストローブ=ユイレの映画がアテネ・フランセでまとめて上映されていて、後半のいくつかを見に行った。彼等の映画を見ていると、「こわくて美しい」と思える。とりあえずは「美しさ」が感受できることは重要だろう。ストローブ=ユイレの映画が難しいと思われ…

こうの史代の漫画「さんさん録」を読み終えて感じる不思議な感覚は、恐らく最終話の「見てると思わなきゃいいのよ」という副題によって立ち上げられる。極端な言い方をすれば、この言葉によって2冊にわたる「さんさん録」のすべてのコマが、主人公・参平の死…