「エピクロスの空き地」展連続講義 最終回 高橋悠治×三松幸雄
2017年7月1日(土)、「エピクロスの空き地」展に関連する連続講義 最終回を開催します。最終回は 講義・対話・問答などの形として、
「自然について ― ΠΕΡΙ ΦΥΣΕΩΣ」
高橋悠治(作曲・ピアノ)× 三松幸雄(哲学/現代芸術)
を開催します。
■概要
- 場所:東京都美術館 2F スタジオ 東京都台東区上野公園8−36
- http://www.tobikan.jp/guide/
- LB階 総合案内から、右手エレベーターで2Fへ
- http://www.tobikan.jp/guide/floormap.html
- 日程:2017年 7月 1日(土曜日)
- 時間:午後14時00分〜 入室は、午後13時30分より
- 料金:500円(要 予約)
- 定員:40名程度
- 要予約、以下のアドレスにお名前と人数をご連絡ください。
自然のうちに孕まれた 偶然のわずかな偏り 落下する原子が宿す極小の逸れ そのような動きなくして 宇宙は何も生み出さなかっただろう とエピクロス/ルクレティウスに帰せられることばは語る それらを手がかりにして いま何ができるのだろう
古代原子論にひとつの端緒をもつ偶然性の哲学・存在論を経由しつつ 今日の「芸術」をめぐるいくつかのトポスに向けて 問いと対話をひらく
偶然の発生は 規則からの逸脱という意味での不自然さを帯びている そこから 自然を超えた稀なもの 予期せぬ新しさが出現することもあるだろう
芸術の閾へ 非詩 プロセスと実在 真理と贋金 「隠れて生きる」ための庭 公界のへり 移動する敷居