2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

うらわ美術館で「再発見!クレパス画―身近な画材の可能性」という展覧会を見て来て、展示そのものは正直それほど刺激的とも言えない内容だったのだけど、会場の最後にどーん、と設置された来場者のクレパス作品の展示がびっくりするほど良くて、もはやこの展…

ニコニコ動画の「踊ってみた」カテゴリで人気のひとにいとくとらさん、という方がいて、この人のダンスが魅力的だ。初音ミクの歌を踊っていたりするのだけど−そしてそういう人はかなりの数いるのだけど、この人のすごいところは、その「フォーム」が“初音ミ…

・草と土がまだらになった地面を、長男が走る。それは、どこかに向かって走るのではなく、走る事自体が目的となっているような運動で、柔らかな空き地の起伏を、駆け上がり駆け下りて飽く事がない。ふいにゆっくりになって斜め前をみて、私を振り返って「い…

「崇高」関連書籍情報

以下の書籍、最近まで品切れで古書が高値で取引されていましたが、入手可能か、近日可能予定になっています。 ●崇高と美の観念の起原(バーク) みすず書房 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4622050412.html http://www.amazon.co.jp/gp/product/462205…

「水曜どうでしょう」についての、長い長いメール(兼blogエントリ)

●●くん 僕のブログの更新頻度が落ちているとのご指摘なので、エントリのネタにすることを前提に文章を書いてみましょう。僕は「水曜どうでしょう」に少し前までハマっていました。今、一緒に展覧会を企画している人から面白いと聞いて、見てみたのです。僕は…

IKAZUCHIにて大友真志展「Mourai 5」。photographers' galleryの向かいに小さな(photographers' galleryだって大きくはないので本当に小さな)空間があって、そこにカラー写真のプリントが展示されていた。展示を見たのが少し前で、ちょっと記憶があやふや…

・アクリル絵の具の粘度の薄さというのは、こと絵の具を「色彩」という観念ではなくそれ自体の現れとして扱おうとしたとき、どうにも基底を組み上げづらい(モデリングペーストなどのメディウムを使えばいいのだけれど)。もう少しいえば、油絵の具という、…

三菱一号館美術館で「マネとモダン・パリ」展。マネの作品をこれだけまとめて見ることができたのは初めてだ。2010年という年が日本の美術史において意味を持つとすればそれはこのマネ展が開催された、という事実によってではないだろうか。門外不出の「オラ…

「おおきく振りかぶって」の14巻を読んだ。やはりこのマンガは面白い。高校野球という素材を元にしていて、もちろんその緻密なゲーム描写が素晴らしいというのは大きいのだけれど、しかし私の様に野球にまったく興味も知識もない者にも迫ってくるこの「リア…

・新しく建てたアトリエ兼自宅には土間がある。自分が製作で必要な各種作業、木材を切ったり組んだりする際に使うかなと思っていたのだけれど、やはり1Fは基本的に生活空間なので、当初の予定より大幅に狭くなってしまい、結果でき上がったのはなんとも半端…