2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

なんだか忙しい。理由は単純で、新しい製作環境を模索している。いままでかなり長い間、賃貸アパートの6畳一間で製作していた。机も必要で画材も山積みだから、ここだと100号描くのにも苦労する。サイズということなら、こんな場所でも2メートル×1メートルの…

クリーブランド美術館展ではいくつか気になる作品を見る事ができたが、思わず何かを言いたくなりながら、しかし躊躇してしまうのがモネの「赤いスカーフ、モネ夫人の肖像」だ。この作品は、どうにも「読む」事を要求してくる絵で、しかも作品それ自体を「読…

森アーツセンターギャラリーで開催中のクリーブランド美術館展で見ることのできたセザンヌ「小川」について。1895-1900年頃、キャンバスに油彩で描かれている。縦59.2cm×横81cmの大きさがある。 何故この絵が目にとまるのだろう。まず第一に、それがあのセザ…

今年に入ってから筆で作品を描き初めてびっくりしたことがある。筆という道具がとても奇妙なモノである事に気付いたのだ。まず最初に感じたのは恐ろしく高機能だということで、この筆という道具を使いこなすのはそうとうにハードルが高い。実は去年、おっか…

下記の場所に、作品を1点展示してきました。 http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=36%2F11%2F16.434&lon=139%2F42%2F27.556&layer=1&ac=08204&mode=map&size=s&pointer=on&sc=3 関東つくば銀行古河支店の隣にあるお店のショーウインドーです。かなりの長期間置い…

まだ詳細が未確定ですが、個展の予定があります。●永瀬恭一展 2006年12月〜2007年3月 Bar&Gallery 殻々工房 http://karakarakobo.seesaa.net/ http://karakara.pepper.jp/life/ 栃木県那須郡那須町高久乙820-162 営業時間17:00〜24:00 木曜定休 ※臨時休業…

判断/予感。そもそも「良い絵」とは何か。製作であれ鑑賞であれ、今目前にある絵画が「良い」と(あるいは「良くない」と)確定できる事が常なのだろうか。実際の現場はほとんど逆だ。今、目の前にある絵が、「良い」か「良くない」かは、大抵の場合“明らか…