組立-転回 対話企画:自己教育としての美術 なぜ作家が企画を立てるのか?

上田和彦×原田裕



ラッセンとは何だったのか?」の展示・書籍出版で美術界にショックを与えた原田裕規氏を迎えて、上田和彦との対話企画を行います。原田氏は1989年生まれ、自身作家でありながら展覧会の企画、出版、執筆と幅広い活動をなされています。
対話者の上田和彦は1975年生まれ。中央大学で経済学を学びながら美術に向かったという立場から、「芸術と価値形態」といったテキストを書き始めました。「ラッセンとは何だったのか?」にも寄稿しています。

今、作家による自主的な活動はアートの様々な局面を形成しています。その表面的なムーブメントのコアにある、作家自らの意志による展示、出版といった行為の可能性は何か。「組立-転回」に掲載された上田論考(ラウシェンバーグ論)などへの関心も共有しながら、上田和彦×原田裕規のセッションに次世代の可能性を見たいと思います。

この企画は会場の東京造形大学CS-labで開催中の「組立-転回」展(上田和彦×永瀬恭一 ゲスト:中山雄一朗)の一部として行います。会場では書籍「組立-転回」も販売いたします。