2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

美術のさいたま/アニメーションのさいたま(1)

どこから話そう。とりあえず、昨年放映された二つのアニメーション「おおきく振りかぶって」と「らき☆すた」に描かれた「さいたま」が気になっている。「おおきく振りかぶって」(以下「おお振り」)の原作に関しては先日書いたが、このアニメ版に関しても言…

美術のさいたま(承前)

・私は何を書こうとしているのだろう。いくつか思い付くことはあるのだけど、どれも大事なことのようでありながら今一つ焦点が定まらない。ぼんやりとしたいくつかのイメージが、どれも連続せずにバラバラにある。こんなに茫漠とした状態で書き出すのはめず…

ひぐちアサの高校野球マンガ「おおきく振りかぶって」10巻が出た。三回戦の相手、崎玉高校の設定は面白い。簡単に言えば、崎玉高校は優秀な監督(モモカン)を持てなかった主人公チーム=西浦高校野球部だ、と言っていい。崎玉高校はけっして無能なチームで…

川村記念美術館で「マティスとボナール」展。先のエントリでマティスに関して書いたこと、ことにその「線」についてだけピックアップした(モローに絡めて)のは、流石に単純化が過ぎたかもしれない。マティスの線に私が何かを感じたのは確かなのだけど、マ…

土曜日には雨の中、松下電工 汐留ミュージアムでの「ルオーとマティス」展にでかけていた。そんなに大規模ではないと思っていたし(規模だけ見れば実際そうだった)、やっぱり今マティス、と言えば川村記念美術館の「マティスとボナール」が目玉だと思ってい…

福居伸宏さんより、とても丁寧な指摘を受けました。 http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080510「アート・インディペンデント・メディアの状況(2)」(id:eyck:20080418)の記事に対し、福居さんからは「疑問」というエントリでトラックバックを受けており(htt…

●ちょっとずつ、絵を描いている。大きな作品が、ある程度のところまでは順当に来ながら、どうしてもあと一歩のところで分からなくて、寸止まりになっている。なんか過去の作品を見返してみたり、画集をぱらぱらとめくってみたりしながら、なかなか突破口が見…

国立西洋美術館でティツィアーノによる「ウルビーノのヴィーナス」の展示を見て来た。大混雑なのかと思ったら、空いているとは言わないものの比較的良好なコンディションで展観できてほっとした。この作品はウフィッツィで見ているのだけど、あの時は初期-盛…

疑問への応答

福居伸宏さんより「アート・インディペンデント・メディアの状況(2)」に対して「疑問」と題されたトラックバックが送られましたので応答します。 http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080507#p3 ●1. コマーシャル・ギャラリーの在り方への認識 コマーシャル・ギ…

「アート・インディペンデント・メディアの状況」と「ブラッシュストロークの現在地点」に関しては、貴重なレスポンスをいくつか頂いている。その多くがパーソナルな形で(メール、あとはちょっとmixiのメッセージとか)来ているというのも興味深い(スペル…