2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ストローブ=ユイレ「セザンヌ」。自宅で、DVDで見た。視聴環境はMacのDVDプレーヤ+19インチのパソコン用CRTモニタだ。音はMacにヘッドホンを繋げて聞いた。このような事柄を書かなければいけないのが「セザンヌ」という作品で、例えば上記のような環境だと…

「THE有頂天ホテル」は独り言の映画だ。この映画を「多数のキャストを上手くまとめている」と見る人がいたら、それは間違いだろうと思う。いかにも登場人物が複数いるように見えながら、実は最終的にたった一つの主体しか扱っていないのだから、そもそも破綻…

観光・イタリアルネサンス(30)(最終回)

●参考図書3帰国してから読んだ本。ほとんどルネサンス美術とは関係がない。今回の観光の記事を書いていて一番壁になったのは言葉の問題で、これでいいのかな、と考え考えのアップロードだった。多少は変えようと思っていたのだが、たいした変化もなかった。…

観光・イタリアルネサンス(29)

●参考図書2現地で買ったカタログについて書く。なかなか日本で見つけることはできないだろうが、それぞれの項目で、国内で入手する方法・あるいはそのヒントになる情報を書いた。もちろん、持ち帰った人から古書店に流れたものもあるかもしれないので、現地…

観光・イタリアルネサンス(28)

●参考図書書いていない作品が山程あるが、とりあえず打ち止めとする。参考図書を▲事前に読んだもの、■現地で買ったもの、△事後に読んだものの3回にわけて挙げる。イタリア行きなどもう一生ないかもしれないのだから、事前勉強なしに真っ白な心で、なんていう…

観光・イタリアルネサンス(27)

●雑記5ローマのトラブル大会。妙にイタリア慣れしつつあると思い込んでいた鼻が折れたのが、アッシジを見てからバスで到着したローマ初日の夜で、いきなりホテルチケットを紛失した。ロビーでトランクを盛大にひっくり返したが出てこない。あわやここまで来…

観光・イタリアルネサンス(26)

●ミケランジェロシスティーナ礼拝堂でミケランジェロの天井画と「最後の審判」を見た。いずれもフレスコ画で、天井画は1508年から1510年にかけて、「最後の審判」は1536年から1541年にかけて制作されたとされている。 とにかく一望するだけで首が痛くなる。…

日本橋三越でやっているベオグラード国立美術館所蔵フランス近代絵画展に、軽い気分で行ってみたら、これが結構充実した展覧会でビックリした。入場締めきりギリギリの閉館30分前に飛び込んだので、けしてじっくりと見たわけではないのだが、会期が12日まで…

観光・イタリアルネサンス(25)

●カラバッジオローマ・バチカン美術館でカラバッジオ「キリスト降架」。1603年頃に描かれたとされている。キャンバスに油彩で描かれている。縦300cm×横203cmの大きさがある。この絵に感じるのはほとんどギャグ的ともとれる大仰な身ぶりの意識的な組み上げと…

観光・イタリアルネサンス(24)

●レオナルド・ダ・ビンチウフィッツィの作品について書いている時に意識的に避けた画家がいて、それがレオナルドだった。今回の観光では、ルーブルにでも行かない限りありえないだろう程まとまってレオナルドの作品を見ているのだが、上手くその印象を文字に…

観光・イタリアルネサンス(23)

●ジオット4(サン・フランチェスコ教会上堂壁画その2)アッシジ、サン・フランチェスコ教会上堂のジオットの壁画についての続き。僕がこのフレスコ群で気にしているのは、絵の具の塗りと色彩で、これは勿論600年とかの時間を経ているから劣化している。この…

展覧会メモ

イタリア行き以来死んでいたblocをアクティブにしました。沢山の人からデータをgetさせて頂きました。ありがとうございます。僕も10ケばかりデータを突っ込みましたが、そこからいくつか注目データを御紹介。あ、イタリア話はまだ終わってませんので念のため…

観光・イタリアルネサンス(22)

●ジオット3(サン・フランチェスコ教会上堂壁画)アッシジのサン・フランチェスコ教会上堂でジオット「聖フランチェスコ伝」を見た。このフレスコ壁画群の、ジオットへの帰属は議論があるようだ。その内容は知らないので単なる推測になるのだけれども、もし…