2004-01-01から1年間の記事一覧

展覧会メモ/世界は歪んでいる

東京都写真美術館の企画展。とりあえず地下鉄の車内張りポスタ−のインパクトが強かった。●世界は歪んでいる。Supernatural Artificial http://www.syabi.com/ 〜8月29日(日) 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日 東京都目黒区三田…

おたく/ヴェネチア建築ビエンナーレ日本館の公式サイト

ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展、日本館のテーマは「おたく」なわけですが、公式サイトがオープンしてます。左上のイラストがなかなか恥ずかしくてよろしい。 http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/index.html 見どころは「おたくの美…

ポジティブな「わからん!」

もう3週間くらい前の話しなんだけど、京橋の南天子画廊で中村一美氏の小品展(http://www2.kb2-unet.ocn.ne.jp/nantenshi/)がやってて、面白かった。中村一美氏といえば、とにかく大きな絵画作品、というのがトレ−ドマ−ク?みたいになっていて、しかも近年…

野沢二郎の絵画

で、その殻々工房の店内にはギャラリースペースが。ここで今、野沢二郎氏の絵画が展示されてる。これも今回の訪問の大きな目的。 野沢二郎という人は、今どきめずらしい「まっとうな絵画」を描いてる人で、web上には良い画像がないんだけど、こんな感じ。数…

殻々工房(Be-h@us)

那須高原に開店したBe-h@usシステムによるバール&カフェ「殻々工房」(http://karakara.pepper.jp/)で野沢二郎氏の絵画が展示されてる。お盆はこれを見にいく予定。作品搬入の模様が、殻々工房Blogに載ってて面白い。http://karakara.pepper.jp/archives/0…

作品と人を繋ぐ意志

クラフト関連で見に行く予定のものが二つ。 ●時計作家・内田さん(http://www.uchida.ws/)の個展 自由ヶ丘、レスピラール 9月4日Sat.-26日Sun. 13:00 - 18:00 月、木 定休日 東急東横線「自由が丘」駅より徒歩5分 /東急目黒線「奥沢」駅より徒歩3分 158-…

見に行ったもの

●ビデオアートスクリーニング トウキョウvol.3「paradise views楽園の果て」 http://www.armsnet.org/index_f.html 面白かった。ビデオアートの作品でこれだけ「大爆笑」できたというだけで画期的。それでいてテーマは重厚。小泉明郎とジョアン・オノーフレ…

久々の更新。バイオリズム的に非常にロー。

離脱する絵画

hino gallery で小林良一展(http://kgs-tokyo.jp/hino/2004/040705.htm)を見てきました。キャンバスに油絵の具で描かれている絵です。会場正面の一番大きな絵について書きます。 赤い絵の具と、緑色の絵の具が、大きく見て縦にどちらが前景とも後景ともつ…

フェルメールのマチエール

今さらですが、東京都美術館でやってた「栄光のオランダ・フランドル絵画展」を見てきた時の感想を。展示はとっくに終了しています。フェルメールは「画家のアトリエ(https://www.osaka-event.com/event/vermeer/ver.jpg)」1点のみの展示でしたが、十 分見…

展覧会メモ

●小林良一展 ヒノギャラリー 〜7月24日(土) 18・19日休廊 11:00 - 19:00 http://kgs-tokyo.jp/hino/2004/040705.htm 京橋歩いてて偶然発見。閉廊5分前に慌てて飛び込む。おいおい、頼むよ。小林良一は十分重要な画家じゃんよ。そりゃ地味だけどさ。ちったー…

土曜日、なぜか芸大の取手校舎を見てきました。ま、ちらっと工房見ただけですけど、見事に人気がなかった!もう夏休みだったのかもしれません。先端研は最近頑張ってる印象がありますが。入り口の美術館は使われてなくて廃墟化が進行中。鳥が住着いててすご…

来週の鑑賞/見学メモ

●ビデオアートスクリーニング トウキョウvol.3「paradise views楽園の果て」 7/23〜25 東京国際フォーラム ホールD1 一般1000円 ビョルン・メルフス、ジュロエン・オファーマン、小泉明郎他 http://www.armsnet.org/index_f.html スタッフの山本嬢がメールで…

「めからとく」展(3)

作品に移ります。赤松ネロ氏は、先の川崎市岡本太郎美術館での展示作品と同じものを出しています(id:eyck:20040414)。やはり大量のビニール人形を建物の上層から投げ落としていくパフォーマンスの記録映像、および投げられたビニール人形の展示ですが、今…

「めからとく」展(2)

タイトル変えました。あくまで展覧会メインと言う事で。 で、「めからとく」展です。学芸員を目指す専門コースの学生による企画展ということで、まずその企画意図に触れておきたいと思います。ホームページ(http://www.zokei.ac.jp/seminar/shinkou3/mekara…

「めからとく」展/承前・タテモノ編

東京造形大学付属美術館で「めからとく」展を見て来ました(以前も言いましたが、旧高尾校舎組としてはまったく母校に来た気がしません)。展覧会に触れる前に、初見に近い建築物の印象を書いておきます。校舎の設計は磯崎新アトリエだそうですが、建設前に…

フランク・ロイド・ライト/自由学園明日館

修復終わってたんですね。一時期悲惨だったらしいですが。 http://www.jiyu.jp/ これも僕は未見で同居人が行って来た。しかも仕事。なんと、ここは企業の商品発表とかの場として貸出してるのです。同居人の会社が、某mina-perhonenと仕事することになって、…

「埋め込まれた建築」

室伏次郎氏(http://www.studio-artec.net/)の「埋め込まれた建築」を熟読。 「階段を消す」とか「決めない」「リビングは必要か」とか、なかなかキ−ワ−ドが面白いんだけど、文体が若干ポエティック。 現物は、大学の先生(中川邦彦教授)の自邸が室伏次郎…

Be-h@us

ユニット化・システム化された、セルフビルドの住宅。 http://www.be-haus.com/ 工法はすべてwebで公開。材料費も全部明朗会計。完全セルフビルドから、もちろん工務店に頼んでもOK。 那須でオープンした知人のバール/カフェ「殻々工房」はこれで作られたそ…

9坪ハウス

1952年に建築家 故増沢洵氏によって建てられた自邸『最小限住居』が買えるわけですが。 http://www.9tubohouse.com/ 「9坪ハウス狂騒曲」を読んだ限り、南面開口部が開放的すぎて、真夏は悲惨な温室状態らしい。さもありなん。ここ1週間くらいの気候だと、キ…

建築関連。

応答

「いもじな日々」(http://ha5.seikyou.ne.jp/home/seamew/profile/diary.htm)の6/27の記事で、僕の書いた文章(id:eyck:20040607)への応答がありました。 少々話しが細部に流れてしまって、焦点が見えづらくなってしまったでしょうか。今回僕が言いたい事…

昨日の記事があんまりだったので、直しました。文意はたいして変わりませんが、なんか読みにくかったので。

野口里佳:飛ぶ夢を見た

原美術館で「野口里佳:飛ぶ夢を見た」展を見て来ました。写真の展示です。 1室目に海中遺跡(とよばれているモノ?)を撮影した作品があります。海中を青く撮るのは相応のテクニックを要すると言われますが、フィルターによる処理がされていると思える他は…

八王子旅行

「めからとく」展は10日に行くことが決定。 東京造形大学付属美術館 小村瀬真美、赤松ネロ、ウエヤマトモコ、斉門ふじお 7/5〜17 日曜休館 URL http://www.zokei.ac.jp/seminar/shinkou3/mekaratoku/index.html まだ八王子に住んでる阿部人之(誰?)との会…

覇気なーし

とかなんとか思ってたら都美術館のフェルメールが4日で終わりだよ! フェルメール「画家のアトリエ」 栄光のオランダ・フランドル絵画展 http://www.tobikan.jp/museum/index.html 今日は金曜なので遅くまでやってる。慌てて見に行こう。ふう。

・ようやくアクセス数が収まってきて、一安心。・先日、R.D.R(http://www.masuii.co.jp/)に呼ばれて、彼等の(というか、建築家スタッフの一人が主に担当したようだけど)手がけたお花屋さんの店舗のリノベーションの完成した姿をみせてもらってきた。壁面…

「再考:近代日本の絵画」展メモ(2)

1970年代以降の「日本の現代美術」が、「日本の近代美術」に見られた恥ずかしさ=混乱を対象化していった理由を、ここで詳細に書くのは、僕の手に余る。ただ僕が思うのは、実はこの時期に「国際化」が成立したんじゃないのではないか、ということだ。むしろ…

「再考:近代日本の絵画」展メモ(1)

うひゃー。 東京芸術大学付属美術館と、東京都現代美術館の2つの会場を歩きながら、僕はそんな声を何度もあげそうになった。うひゃー。 感動の声?いやいや。罵倒の声?ノンノン。ただもう、身の置きどころがないというか、どう反応していいのか分からない動…

YES/オノヨーコ展・メモ

小さな紙に、縦書きで、以下の文字が書かれる。額に入れられて、美術館の壁にかけられる。 「任意の2点に穴をあける。 空の見える処にかける。」 (メリーの肖像6 ''空を見るための絵'') オノ・ヨーコは、言葉と現実を1度切り離す。そして、改めてつなげるこ…